ams OSRAM、Spider Farmerに対する特許侵害訴訟を提起 – 園芸用LEDのイノベーション保護に注力

※本プレスリリースは、2025年8月8日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。
インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーであるams OSRAM（SIX：AMS）は、米国で屋内園芸照明器具メーカーのSpider Farmerに対して特許侵害訴訟を提起し、欧州とドイツの特許に基づいて追加措置を講じています。これは、特定の園芸用照明システムにおける、ams OSRAMの専有技術であるLEDテクノロジーの不正使用を主張するものです。

この訴訟は、環境制御型農業向けの高性能な照明ソリューションにおける重要なコンポーネントであるams OSRAMの高度なハイパーレッド（660 nm）LEDアーキテクチャに関連する特許を中核としています。ams OSRAMが今春提起した訴訟とは異なり、この申し立ては、異なるLEDモデルを使用した異なる照明器具を販売する異なるメーカーに対するもので、必須のIPコンプライアンス基準を満たさない製品を販売するサプライヤーが世界に複数存在していることを浮き彫りにしています。

「これは単なる特許権の行使ではなく、当社のイノベーションエコシステムの完全性を守るための行動です」と、ams OSRAMのアルド・カンパ（Aldo Kamper）CEOは語ります。「当社は、農業の効率性に大きなメリットをもたらす技術の開発に多大な投資を行ってきました。これらのイノベーションを防衛し、公正な競争を確約することは当社の責務です」。

ams OSRAMのハイパーレッドテクノロジーは、業界をリードする光量子効率と、植物の生長に特化したスペクトル精度を提供します。当社は、積極的に市場を監視し、その知的財産とそれがお客様やパートナーにもたらす価値を守るために必要な法的措置を取る態勢を整えています。

「テクノロジーのリーダーシップはIPの完全性を伴っている必要があります」」と、カンパは強調します。「当社は自社のためのみならず、透明性を備えた信頼できる業界環境を実現するために、警戒を怠ることなく、知的財産権の侵害には常に断固とした姿勢で臨みます」。

ams OSRAMは、園芸用照明のバリューチェーンに属するすべての企業が、使用するLEDコンポーネントのIP遵守を確約する責任を負っていることを強調しています。当社は、栽培業者が自社のサプライチェーンを評価し、コンポーネントの出所について照明器具のサプライヤーに確認することを奨励しています。ams OSRAMのLEDを使用することで、栽培業者は確実にIP関連の懸念から解放されます。さらに、当社の共同ブランドプログラムは、信頼できるパートナー関係を示し、知的財産を保護・遵守したLEDソリューションを明確に表すものです。これらのプログラムは、厳選されたパートナーとの信頼できるコラボレーションを反映すると同時に、品質と合法性を保証するものでもあります。継続的な教育とコラボレーションを通じて、ams OSRAMは、安全で透明性のある、IPを遵守した園芸用照明システムのサポートにコミットしています。