オープンシステムプロトコル(OSP)概要
ダイナミック照明アプリケーションとその先へ。 誰もにオープン(ライセンス不要)で、完全なドキュメンテーションが完全なコントロールを提供します。
オープンシステムプロトコル(OSP)
オープンシステムプロトコル(OSP)は、ダイナミック照明アプリケーションなどを実現するためにams OSRAMによって開発されました。
OSPはライセンス不要で、誰でも利用することができます。マスター・スレーブアーキテクチャをベースとし、チェーンで1,000を超えるデバイスを個別に制御することができます。OSPは、ISO/OSIの下位3層をカバーする基本プロトコルと、デバイス固有のアプリケーション層に分かれています。
ダイナミック照明アプリケーションを実現
OSPの柔軟性により、装飾、警告、通信、あるいはセンサやアクチュエータの統合によりスマートサーフェスなどのインタラクティブな機能を組み込むためのダイナミック照明アプリケーションを実装することが可能になります。
OSPは、次の主な機能によりダイナミック照明アプリケーションをサポートします。
- アドレス範囲:1,024
- ネットデータ:メッセージフレームあたり最大64ビット
- データ転送速度: 2.4 Mbit/s
- 自己診断、自己アドレス指定、ネットワークレイヤの追加機能
これらのデータにより、マスターコントローラは200を超えるデバイスを16ビット深度の3色(赤/緑/青)で10ms未満で更新することができます。
スマートサーフェスのための設計柔軟性を実現
OSPにより設計自由度が広がるため、スマートサーフェスやダイナミックライティング向けのより洗練された設計が可能になり、高度なコンセプトを実現することができます。
OSPで、次が可能になります。
- デイジーチェーン、ループバック、サークル、並列分岐などのネットワーク構成(現在はスタンドアロン型インテリジェントドライバAS1163で最大8分岐まで対応)
- ゲートウェイを介して10BaseT1Sゾーンアーキテクチャに集積化
- スタンドアロン型インテリジェントドライバAS1163を介してインテリジェントRGB(例:RGBi OSIRE® E3731i)、白色LED、モノクロLEDを同一のOSPネットワークに集積化
- I2Cを介してアクチュエータやセンサにネットワークを拡張
- さらなる拡張が可能
- マルチキャスト、ブロードキャスト
OSPニュース
AS1163 SAIDインテリジェントLEDドライバ
新しいAS1163 SAIDインテリジェントLEDドライバは、あらゆるLEDをOSP車内外装照明ネットワークに接続します。
OSIRE™ E3731iインテリジェント型RGB LED
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ams OSRAMとDOMINANT Opto Technologiesが、オープンシステムプロトコルを活用したインテリジェントRGB LEDによるスマートな車載用アンビエント照明を実現
自動車メーカーがインテリジェントなアンビエント照明を使用して車室内に新しい機能と新しいフィーリングを生み出す
自動車テクノロジーの高度化に伴い、メーカーは車室の形態と機能を見直す必要性に迫られています。